債務整理は何回でも可能?

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債務整理は何回でも可能?

債務整理を行う回数について明確な規定はありませんから、制度としては何回でも行うことができると言って良いでしょう。ただ現実的に「それなら一年の間に十回行おう」などのことができるのかと言われると違います。

 

 

そもそもそういったことは必要性すら薄いのですが、まず債務整理の方法のうち、任意整理の場合は同じ債権者に対して二回以上話を持ちかけるのが非常に困難です。

 

 

任意整理は債権者と債務者がお互いに話し合って返済条件を再設定するという債務整理の方法であるため、二回行うということは「一度合意した条件を帳消しにして新しい条件で合意をしようとする」ということになります。

 

 

一度「借金を返せそうにないから条件を変えてください」と言いだされるだけでも債権者からすれば納得しがたいことなのに、二回目に同じことを言われてももう信用はできないでしょう。

 

 

特定調停も任意整理を裁判所で行うようなものですから、基本的にはこれと同じです。一応別の債権者であれば問題なく行える可能性は高いものの、一人の債権者に対して任意整理を持ちかけられるのは実質一回のみだと考えておいた方が良いでしょう。

 

 

また自己破産の場合も、何回でも自由にできるというわけではありません。自己破産は申し立てが認められてからは7年間、自己破産を再度行うことができなくなるという規則があります。これは免責不許可事由として定められていることであり、法律上のルールとなっていますから最初の自己破産の次の年に再び自己破産をするなどのことはできません。

 

 

一応個人再生のうち「小規模個人再生」と呼ばれるものだと再申し立ては可能となっていますが、これについても債権者の承認が必要になるため、成功率はかなり下がるでしょう。ですので債務整理を行うにあたって制度上は何回でも行うことは可能ですが、それを安易に捉えてしまうと後で後悔することにもつながるので注意が必要です。

 

⇒債務整理の相談をネットでする前に知っておきたいこと